データを理解しよう

はじめに

近年、ビジネスの世界でよく「データ分析」や「データドリブン」という言葉が使われるようになりました。
データの重要性が叫ばれる昨今ですが、「言葉は聞いたことあるけど何がいいの？」という方もまだまだ多いと思います。

そこで本記事では、データ分析の必要性や、データ分析の第一歩である「データを可視化すること」がなぜ重要なのかをまとめます！

なぜデータ分析が必要なのか？

そもそもデータ分析が注目されている理由としては、「デジタル化によりデータの収集が簡単になった」ことが挙げられています。
過去はアンケートを実施したり、売上を手で集計したりと多くの時間をかけてデータを集めていました。現代ではこれらのデータを手軽に収集・分析しやすくなり、データを活用することで社会活動を更によくできるという期待感が高まっています。

そんなデータ分析を行うと、実際にどんな良いことがあるのでしょうか？

1. 現状に即した正確な判断ができる

経験や勘だけに頼った意思決定は、時に状況とずれてしまうことがあります。データを活用することで、現状を正確に把握し、根拠ある判断が可能になります。
急激に変化する現代では、常に迅速かつ的確な意思決定が求められるため、データ分析による現状の把握がとても大切になってきます。

2. 新たな気づきや迅速な意思決定が可能になる

データを深掘りすることで、これまで見えていなかった課題やチャンスが見つかることがあります。これまでと違う答えを見つけたり、意思決定のスピードを上げられたりする可能性があります。

3. 共通の基盤で議論ができる

みんなで同じデータを見ながら議論するということは、同じ”物差し”を持てるということです。
判断の軸が同じになることで、多くの人が納得感を持って意思決定に参加することができ、合意形成がしやすくなります。

データを可視化するとどうなるか？

しかし、数字やデータというと、どこか難しく感じたり、取っつきにくいと感じる方も多いのではないでしょうか？
実際に多くのデータは数字や文字の羅列で、そのまま活用することは難しいです。
データを活用してよりよい行動を起こしていくために、「データ可視化」によって取得したデータから示唆を得ることが重要になります。

例えば、以下のデータの羅列を見てみましょう。

この数字の羅列からは何も見えてきませんが、これを都道府県別に可視化してみます。

このようにすると、どの地域の売上が良い/悪いかが一目でわかり、どの地域に対してアクションを起こすべきかが見えてきます。

単なる羅列では理解するのに時間がかかったり、そもそも理解できなかったりします。
そこでデータを可視化することで、即座に現状を把握することができ、次のアクションにつなげられます。

まとめ

• 「データ分析」は、データが容易に取得できるようになった現代に期待されるスキルである
• データを用いると、正確・迅速な判断ができるようになる
• データを可視化すると、現状の把握がすぐにでき、次のアクションにつなげられる

komin

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普段は事業会社でDX推進とデータ分析を行いながら、プライベートでITに関するイベントなどを行っています。 主にCDLE名古屋サブリーダー / マナビDX Questコミュニティマスター・アラムナイ運営 など